性器ヘルペスの基礎知識!ヘルペスは一度感染すると再発を繰り返す性病

性器ヘルペスはヘルペスウイルスによって起こる性病です。ヘルペスは、完全に治すことができず一度感染すると再発を繰り返す病気で主な感染源は性交渉です。性器ヘルペスはどのような病気で、どんな検査や治療があるのでしょうか。

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性器ヘルペスの原因や症状について

性器ヘルペスの概要

性器ヘルペスはヘルペスウイルスに感染して起こる病気で感染源は性行為や粘膜同士の接触などですが感染力が強く性行為を行っていなくても感染することがあります。ヘルペスウイルスが体内に入ると、そこから神経を通って神経節という部分に潜伏します。

そのため一度ヘルペスウイルスに感染すると、最初に症状が出てしばらくすると症状はおさまりますが、その後免疫力が落ちた時に何度も症状が出て再発を繰り返す病気です。

性器ヘルペスにかかると、性器の周辺に赤い水ぶくれやぶつぶつ、潰瘍ができます。女性の場合には膣の入り口にまでぶつぶつができたり、酷くなると子宮の入り口まで広がることもあります。

男性の場合には亀頭や包皮、陰茎体部に最も多く見られます。他に男女ともに肛門周囲まで広がることもあります。多くの人が最初に発症した時に一番強くあらわれますが、その後再発を繰り返していくうちに軽くなっていくことが多いようです。

性器ヘルペスの治療法は抗ヘルペスウイルス薬を使用してヘルペスウイルスの増殖を防ぐことです。抗ヘルペスウイルス薬は点滴投与や内服など使用方法は病状に合わせて使い分けをして、病状が重い場合には入院をして治療を行うこともあります。

性器ヘルペスの薬と飲み方

性器ヘルペスの薬のひとつにバルトレックスがあります。この薬はウイルスが増殖する時に行うDNAの複製を阻害することで、ウイルスの増殖を防ぐ治療薬です。

ウイルスは体内に入った後に分裂してどんどん数を増やしていきます。その際に自分と同じDNAを持つウイルスを作るためにDNAを複製して増殖していきますが、その際にDNAの複製ができないと新しいウイルスを作り出すことができずに、ウイルスは死滅していきます。

こういった作用を利用してウイルスが体内で大量に増えてしまうことを予防します。バルトレックスの飲み方は成人であれば1回に1錠、バラシクロビルとして500mgを1日に2回服用します。

もしも性器ヘルペスの再発を予防する目的で使用する時には1回に1錠を1日に1回の服用になります。症状が出ている時には1日2回の服用を症状の変化を見ながら5~10日ほど服用します。

再発の予防として使用する時には1日に1回の服用を8週間~最長1年ほど飲み続けます。この方法は完全に予防できるものではありませんが、もし再発をしたとしても軽症で済ませられる可能性が高くなります。

また初めての発症でも再発の場合でも症状が出はじめたら早めに服用することが大切で、ウイルスの増殖を防ぐことで重症化を予防できます。

性器ヘルペスの原因

性器ヘルペスは、性行為を通じることで感染する病気です。パートナーの性器だけでなく、皮膚や粘膜にヘルペスウイルスが存在していることで感染するのが主な原因です。このウイルスは乾燥に弱いために、それほど感染力は強くありません。しかし、ストレスや疲れなどで抵抗力が落ちていると、感染しやすくなってしまいます。

コンドームをすれば感染を防げると思っている人も多いですが、ヘルペスウイルスというのは性器だけでなく、口の中にも存在します。口唇ヘルペスを触った手で性器を触れば感染する恐れがありますし、オーラルセックスだけで感染してしまうこともあります。原因は性行為だけではないということを知っておきましょう。トイレの便器や、性器などに触れたタオルを介して感染することもあります。

しかも、このウイルスは感染していても自覚症状がないケースがあります。知らない間にパートナーにうつしてしまっているというのは珍しくありません。特に、初めてヘルペスウイルスに感染した場合は症状が出ないことが多いので注意が必要です。

もし何らかの症状を感じている場合は、感染を広げてしまうことになるので、性行為は避けるようにして、病院へ行くことが大切です。

性器ヘルペスの症状

性器ヘルペスに初めて感染した場合、症状が出ないことが多いですが、場合によっては急性の重い症状が出ることもあります。女性の症状としては、不快感やかゆみが起きた後に、発熱やリンパの腫れ、激しい痛みがあらわれます。

陰部や膣、子宮頚部に赤いぶつぶつや水ぶくれ、潰瘍ができるので性器ヘルペスだと気づくことが多いです。男性の症状は、亀頭や包皮、陰茎に起こります。症状がひどいと、男女ともにおしりや太ももまで症状が出ることがあります。

ヘルペスウイルスに再び感染しても、同じような症状が出ます。ただ、水ぶくれなどの症状は軽く済むことが多いです。初めて感染した時に何も症状が起こらなかった場合でも、2度目以降には本格的な症状が出ることが多いです。免疫機能が低下している場合には、重症化してしまうことも珍しくありません。

性器ヘルペスは性器にぶつぶつができるという分かりやすい症状が特徴です。ただ、初めて感染した場合は症状が出ないことが多く、その間にパートナーにうつしてしまうこともあります。

もし症状が出ている時は恥ずかしがらずに病院へ行くようにしましょう。感染した時は無症状でも、体内に残ったウイルスが数年後に発症するということもあります。

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最終更新日:2018/06/01